いわき明星大学

学部・大学院

社会学専攻(修士課程)担当|教授陣の研究分野と内容

社会学専攻(修士課程)

石丸 純一  教授社会学修士

社会哲学

「個人と社会」の関係をめぐる議論は社会学の根本問題であるが、同時に社会福祉や公共政策の課題でもある。
しかし、「個人」の概念も「社会」の概念も従来あまりにも近代的個人主義の脈絡で論じられてきたという反省に立って、人間存在の在り方を伝統的な「人間(じんかん)」すなわち人と人の間という視点で捉え、「共感(sympathy)」をキーコンセプトとして人間の相互性、関係性、共同性を解明していく。人権の理念に基づく社会福祉についても共感や互助の精神からの捉えなおしを図る。
  • 主な論文・著書:
    「大衆長寿社会の時間意識」『高齢社会と生活の質』第11 章 専修大学出版会
  • 大学院の授業内容:
    現代における公共性概念:その思想史的背景と変容

鎌田 真理子  教授社会学修士

社会福祉学

社会福祉の歴史や発展過程で発生した福祉思想・理念を理解し、福祉諸法・制度・政策を概観する。そのうえで地域社会を対象とした脱施設化の福祉政策について研究分析を行う。特に住民主体に行われる地域福祉(コミュニティケア)での各ネットワーク形成(全世代型包括ケアシステムの構築)を中心にしたい。
  • 主な論文・著書:
    『相談援助の基盤と専門職』久美出版2010
    「権利擁護システムの構築の現状とソーシャル・キャピタルについて」(『ソーシャルワーカー』No.15)2016年3月 日本ソーシャルワーカー協会発行
  • 大学院の授業内容:
    生活問題を抱えた社会福祉サービス利用当事者に対応するソーシャルワーク
    権利擁護等の現状と課題について
    コミュニティソーシャルワーク手法による地域支援など

菊池 真弓  教授修士(社会学)

家族社会学

近年増加している単身高齢者や認知症高齢者のライフコースと生活の質(quality of life: QOL)を中心に、子どもから高齢者までの幅広い世代の地域住民が安心して暮らせる地域社会環境のあり方について研究をおこなっている。具体的には、ライフコース研究の特徴ともいえる対象者の人生史を辿ることや対象者自身の人生に影響を与えたであろう人びと・出来事などを多面的に検討することを通じて、高齢者の語りをもとにした主観的な人生史や社会背景の理解につながる過程について分析を加えている。
  • 主な論文・著書:
    菊池真弓「認知症高齢者における親子関係」清水浩昭編著『家族社会学へのいざない』岩田書店2008
  • 大学院の授業内容:
    ライフコース研究の方法(質的・量的アプローチ)、先行研究および実証調査などの研究成果についての検討

福田 幸夫  教授文学修士

社会福祉学

社会福祉援助(ソーシャルワーク)と福祉サービス利用者の権利擁護のあり方について、考察していくことを中心とする。特に福祉サービスの利用手続きが行政措置から利用契約に移行しているのと並行して、サービス利用者の意思の代弁や契約締結へのサポートの仕組みを再検討していくことが研究課題である。このような社会的支援システムの検証が、今後の社会全体の仕組みにとっても必要不可欠なものとなると思われる。
  • 主な論文・著書:
    福田幸夫・森長秀編著『権利擁護と成年後見制度第3版』弘文堂2015
  • 大学院の授業内容:
    ソーシャルワークと福祉サービス利用者の生活支援及び権利擁護システムの検証

柳澤 孝主  教授社会学修士

精神保健福祉特別研究

精神保健福祉や社会福祉の諸問題を生活世界の日常的自明性への視点から問い直すこと、このことが目下の主な研究課題でもある。具体的には、「みる」「きく」「ふれる」等の日常的行為、人間存在と「他者」「もの」「時間」「身体」それぞれとの関係性、これらの対人援助の視点からの意味を臨床社会学的に検討し、より豊かで柔軟性のある援助活動への展望を試みていきたいと考えている。
  • 主な論文・著書:
    柳澤孝主編著『臨床に必要な社会福祉援助技術』弘文堂2008
  • 大学院の授業内容:
    家庭福祉や生活福祉に関する問題に臨床社会学やソーシャルワークの手法を用いて解明する。

高木 竜輔  准教授社会学修士

地域社会学

地域社会で生きる人々の生活課題に着目し、それを地域社会学の視点から研究をおこなっている。具体的には、人口減少、少子高齢化による「地域の衰退」を実証的にとらえること。そしてそのなかで生活する人々の問題を構造的・論理的にとらえることを課題としている。
  • 主な論文・著書:
    久保田滋・樋口直人・矢部拓也・高木竜輔編、『再帰的近代の政治社会学』ミネルヴァ書房2008
  • 大学院の授業内容:
    地域社会における居住者の生活実態に関する調査方法の検討

学部・大学院