能地 克宜
教養学部◎地域教養学科 教員プロフィール
能地 克宜 准教授/博士(学術)
のうぢ かつのり. NOJI Katsunori

学生・受験生へのメッセージ

「自分探し」をやめて「言葉探し」の旅に出よう。「ほんとうの自分」など幻想に過ぎないことはもはや常識となっています。「これも自分」「あれも自分」といった「自分」の足し算をしていくことを心掛けよう。そして、数多くの言葉と出会い、ときに感動し、ときに傷つきながら、自分だけのかけがえのない「言葉」、生涯にわたって向き合うことのできる「言葉」を発見してください。また、学問というのは、みなさんがこれから身につけていくさまざまな専門や関心に沿った知識を意味するのではなく、まさに「問いを学ぶ」ことです。大学生活の中で出会った言葉をもとに自ら問題を立て、ひとりひとりその答えを見つけ出していってください。これらの問いと答えを、私は日本近代文学という「世界」を通して発見していけるよう、日々努力しています。

◎略歴
2000年3月 早稲田大学第二文学部文芸専修卒業
2003年3月 早稲田大学大学院教育学研究科国語教育専攻修士課程修了
2009年3月 早稲田大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士後期課程単位取得退学
2002年4月 私立中学・高校国語科非常勤講師
2009年4月 いわき明星大学人文学部表現文化学科助教
2012年4月 同准教授 早稲田大学非常勤講師
2015年4月 いわき明星大学教養学部地域教養学科准教授 早稲田大学非常勤講師
◎担当授業科目
日本文化文献講読、文化社会論、日本文化研究A、文学の世界、日本語リテラシー
◎専攻研究分野
日本近代文学
◎主な研究業績
  • 「女性心理との〈交際〉― 室生犀星「幾代の場合」論―」(『室生犀星研究』第29輯、2006・10)
  • 「〈変態〉を表象する〈感覚〉― 室生犀星「香爐を盗む」の方法― 」(『日本文学』第56巻第9号、2007・9)
  • 「〈都会の底〉に生きる少女たちの行方― 室生犀星「女の図」と徳田秋聲「チビの魂」の比較を通して― 」(『昭和文学研究』第56集、2008・3)
  • 「現在文学年表(1980〜2006)」(菅野昭正『変容する文学の中で・完』2007・6、集英社)
  • 『室生犀星事典』項目執筆(2008・7、鼎書房)
  • 「身体化する〈市井鬼もの〉/決壊する「あにいもうと」――室生犀星の小説・映画・演劇」(『いわき明星大学人文学部紀要』第23号、2010・3)
  • 「室生犀星の自己言及小説─「蜜のあはれ」の方法─」(『いわき明星大学人文学部紀要』第24号、2011・3)
  • 博士論文「室生犀星研究─自伝小説における虚構性の考察─」(早稲田大学、2012・11)
  • 「自伝小説の不可能性─室生犀星『弄獅子』と純粋小説─」(『いわき明星大学人文学部紀要』第26号、2013・3)
  • 「犀星文学における『浅草』表象の変遷─室生犀星の関東大震災前後」(『社会文学』第39号、2014・2)
  • 『犀星という仮構』(森話社、2016・1)
  • 金井景子・楜沢健・能地克宜・津久井隆・上田学・広岡祐『浅草文芸ハンドブック』(勉誠出版、2016・5)
  • 「『生ひ立ちの記』終章における他者性――室生犀星「私の「白い牙」」論――」(『室生犀星研究』第39輯、2016・11)

◎主な学会活動
日本文学協会(運営委員)、日本近代文学会(運営委員)、昭和文学会、室生犀星学会、早稲田大学国文学会、早稲田大学国語教育学会、日本社会文学会
◎その他