いわき明星大学

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古典の連想ゲーム-連歌って何?- 他

松本 麻子 准教授  (専門分野:日本中世文学)

古典の連想ゲーム-連歌って何?-

 この講座で扱う連歌とは、5・7・5と詠まれた句に、別の人が7・7と続けるもので、和歌とも俳句とも違う形式のものです。連歌は鎌倉時代から戦国時代にかけて大流行しました。『徒然草』に登場する法師も、連歌を楽しんだ帰りに「猫また」に襲われたとあり、織田信長を討った明智光秀も、本能寺の変直前に戦勝祈願の連歌を行っています。このように中世に広まった連歌は、江戸時代の松尾芭蕉に代表される俳諧に繋がってゆきます。

 連歌はゲーム性の高い文芸で、魚や動物の名前を句に詠み込む、黒や白の色の物を交互に取り入れて詠む、「三字中略」のことば(例えば、三文字の「いわき」の真ん中を省略すると「息(いき)」となる)を必ず入れる、といった様々なルールがあります。難易度が高ければ高いほど人々は熱中し、連歌は賭の対象となりました。また、いかに前の句から、他の人が連想しない内容を次の句につけるか、も競われました。出前講座では、皆さんも実際に句を作って、その楽しさを味わって頂きます。

 連歌は茶道や能・狂言などの文芸とも密接な関係を持つようになります。連歌を詠むことを職業として暮らしていた連歌師たちは、どのように戦乱の世を生きぬいていったのか、万人を夢中にさせた連歌のおもしろさとは何か、を中心にお話したいと思っています。

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