いわき明星大学

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やる気になる?やる気はある? 他

名取 洋典 准教授  (専門分野:発達心理学、教育心理学)

やる気になる?やる気はある?

 「やる気はあるの?」と自らの姿勢に疑問をもたれてしまったことはありませんか?あるいは、他の人の姿勢に疑問をもったことがありませんか?「せっかくやろうと思っていたのに、そんなことを言われたからやる気がなくなった」ということもあるかもしれません。やる気になってもらおうと言ったことが裏目に出てしまう場合もあるでしょう。「やる気はないけど、やっている」と感じられる場合もあれば、「やる気はあるけど、やらない」ということもあるかもしれません。「やる気」とは一体何なのでしょうか?「やる気」はどこにあるのでしょうか?「やる気」はどこかからやってくるのでしょうか?

 「やる気」を扱う心理学の分野が動機づけ(motivation:モチベーション)研究です。動機づけについては、種々の理論が提唱されています。この講座では、動機づけについての各理論を紹介しながら、「やる気」とは何なのかについて考えていきます。理論で定義される動機づけと、各自が実感する「やる気」とを比べ、しっくりくるかどうか確かめていきましょう。そして、日常生活において自分がやる気になる方法や、誰かをやる気にさせる方法があるのかどうか考えていきたいと思います。

 そのやる気、ありますか?

インターネット依存傾向とSNS疲れ

 インターネットを利用することにより、時間や空間を超えて多くの人と交流することが可能になりました。特に、TwitterやFacebook、LINEといったSNSを利用して、ネット上での情報交換を楽しんでいる人も多いことでしょう。反面、中傷記事に心を痛めたり、返信しなければならないという義務感が生じたり、注目を集めたいために話を盛ったり、正直な気持ちを明かせないことへの苦痛を感じることもあるかもしれません。

 SNS疲れとは、「SNSの長時間の利用に伴う精神的・身体的疲労のほか、自身の発言に対する反応を過剰に気にしたり、知人の発言に返答することに義務感を感じたり、企業などのSNSで見られる不特定多数の利用者からの否定的な発言や暴言に気を病んだりすること」(デジタル大辞泉,2014)を指します。

 一方でインターネット依存傾向とは、インターネットに接続していないと心が落ち着かなかったり、身体的な不調が生じているにもかかわらずインターネットに接続したり、接続時間の多さで周囲とトラブルがあったりする状態をいいます。

 この講義では、SNS疲れについての調査の結果について、インターネット依存傾向との関係を中心にご紹介します。

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