いわき明星大学

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東日本大震災の社会学――浜通りの復興を目指して

高木 竜輔 准教授  (専門分野:地域社会学、コミュニティ研究)

 2011年3月に発生した東日本大震災によって多くの人が地震・津波の犠牲となりました。また、福島第一原子力発電所の事故によって浜通りを中心に多くの人が今も避難生活を余儀なくされています。特に原発事故によってさまざまな問題(生活再建と地域産業の再生、避難者の移住ならびに帰還という将来設計に向けた選択、放射能への不安と風評被害、住民間の分断・軋轢、など)が生じ、それらはお互いに関連しあいながら事態をさらに複雑にしつつあります。

 他方、震災から4年以上経過するなかで、震災や原発事故の記憶が風化しつつあり、同じ日本人であっても、同じ東北人であっても、同じ福島県民であっても、立場が違えば震災・原発事故に対する認識・見方は異なりつつあります。

 われわれは福島において生じているこれらの問題をどのように考え、解決していけばいいのでしょうか。また、震災・原発事故をめぐって生じている意見対立をどのように乗り越えていけばいいのでしょうか。この授業では、東日本大震災・原発事故後の福島県内で生じていることをお伝えするとともに、「福島で生きゆく」「福島のために何かしたい」と考えているあなたに何が出来るのか、そのヒントを提供したいと思います。

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