いわき明星大学

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女性の健康について考えてみようーウーマンズヘルスー

久米 美代子 教授  (専門分野:ウーマンズヘルス、母性看護学)

 ウーマンズヘルス(women’s health)とは、母性を包括した女性という性をもつ人間を対象にした健康課題/健康問題を示す概念です。
 WHOは、健康な女性とは「身体的、心理的および社会的に疾患がないばかりでなく、産業への社会参加ができ、さらに生殖機能に異常がないこと」と定義しています。
 また国連の女性会議で採択された条文によると、女性の健康とは「女性の情緒的、社会的、文化的、精神的、身体的安寧(well-being)などを含み、女性の一生を自然科学における生物学と同様に人文科学における社会的、政策的、経済的方面からみることができるもの」としています。
 日本では、これまで女性の健康を妊娠、出産、育児という狭い範囲の母性の健康としてしかとらえていませんでしたが、現在では“生涯を通した健康”ととらえ“ウーマンズヘルス”として考えるように変化しました。
 今、仕事を持つ女性が増え、女性の生涯を通した健康についての関心が高まっています。

 本講座では、人間の出生前の発生・生理の状態から始まり、出生後はライフステージ各段階にある女性特有のホルモンを中心にした身体の変化と精神の変化、その対応策や病気の予防などについて、データに基づいて男女比較しながら考えてみたいと思います。

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