FMいわき収録レポ(11/9、11/16放送分)

▶ in SEA WAVE FMいわき posted 2009.11.06 Friday / 15:46

エイズ(AIDS)・・・
HIV(ヒト免疫不全ウィルス)の感染により、病気から身体を守る免疫系が破壊され、健康であればかかることのない様々な感染症にかかってしまう病気。
科学の発達した現代において、未だ完治させる有効な治療薬が開発されていない、現代の不治の病---。

 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

その「エイズ」の予防薬の研究が、
ココ、いわき明星大学で行われているんです!


こんにちは。アドです。

今日はその「エイズ予防薬」を研究している田中晴雄副学長のお部屋に潜入!

田中先生♪

田中副学長。
薬学部棟、田中先生のお部屋にて。


先日、田中教授らの研究グループが、HIVが人体に感染するのを防ぐ働きのあるタンパク質「アクチノヒビン」の分子構造を解明し、その研究論文が米科学アカデミー紀要(略称:PNAS)に掲載されました!わーお☆

それは8月に各種新聞にも 多くとりあげられたので、目にした人もいるかな?

今回は田中先生に、その研究を中心にお話してもらったよ。


キーワードは 「 アクチノヒビン 」

田中先生らの研究グループが土の中に棲む微生物から発見したたんぱく質で、HIV(ヒト免疫不全ウィルス)が人間の免疫細胞に感染するのを阻止する働きをします。


 ■ 聞いて分かった!アクチノヒビンの働き&いいところ♪ MEMO ■

エイズの原因:HIVは「gp120」というたんぱく質に包まれていて、さらにその外側が「高マンノース型糖鎖」というもので半分くらい覆われています。

それに対して、アクチノヒビンは(超簡単に言うと)3つのポケットを持っているたんぱく質で、その3つのポケットがそれぞれgp120の高マンノース型糖鎖に結びついて、その働きをジャマするんです。

人間のたんぱく質には、上のgp120のように多くの高マンノース型糖鎖を持つ糖たんぱく質は知られていません。
アクチノヒビンは高マンノース型糖鎖を多く持つHIVのたんぱく質(gp120)にだけ強く結合して、その働き(免疫細胞にとりつく仕事)を抑えるんです。


・・・ということは、
人間のたんぱく質には影響を与えないので、副作用が少なく、安全性が高いHIV感染予防薬として期待できるということ♪ おおー!


パネルを使って説明中。

研究内容をパネルを使用して、
私たちにもわかりやすく説明中の
田中先生。


上記の内容について、
詳しくはFMいわき「いわき明星キャンパスライフ」で。

放送は 11月9日(月) と 11月16日(月) の2週に渡って放送。
時間帯は通常通り、19:30 - 19:40


・HIVについて
・田中先生の研究内容
・「アクチノヒビン」について
・今後の展開

などについて、詳しくお話いただきました。
AIDSについてやその研究内容など、おもしろくてためになる内容でしたよ。とくに薬学部を目指している人にはぜひ聴いてもらいたいな♪



◆ ◇ ◆

世界中で毎年多くの人がHIVに感染し、やがてAIDSで死んでいく。
そのAIDSの安全で有効な予防薬が近い将来いわき明星大学から誕生するかもしれないと思うと、ドキドキします。



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