活動報告

環境エネルギー体験教育「多田野小学校」

郡山市の多田野小学校の5年生28人が6月23日、本学を訪れ環境エネルギーについて学習しました。今回は保護者の参加もあり、世代を超えて環境エネルギーについて考えていただくことができる機会となりました。講義では東教授によるエネルギーについてのレクチャーを受けたあと、燃料電池や熱電変換素子による新エネルギーの実験を行いました。その後、安野教授による燃料電池自動車についての説明があり、屋外で燃料電池自動車に試乗してもらいました。

多田野小学校は文部科学省のサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)や、経済産業省のエネルギー教育実践校に選ばれるなど、環境やエネルギーについて積極的な教育活動を行っています。実は先日行われたエネルギー施設見学会で布引高原に向かう途中に同小学校を車窓から見つけ、大自然に育まれた環境と、そこで行われている環境エネルギー教育の重要性を強く感じました。

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新エネルギーの実験に参加した小学生たちは興味津々

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大好評だった燃料電池自動車の試乗

エネルギー施設見学会を実施しました

大学の位置する福島県には、火力、水力や原子力発電はもちろんのこと、風力、地熱などのさまざまなエネルギー施設があります。また、循環型社会に向けたエコ活動も盛んで、積極的に取り組んでいる企業も数多くあります。環境エネルギー教育者として基盤となる情報・知識を習得するため、郡山布引高原風力発電所と須賀川市にある(株)ひまわりの見学を6月21日に実施しました。

郡山布引高原風力発電所は、風車33基を有し、合計出力は国内最大の65,980kWとなる巨大風力プラントです。視界を遮るもののない広大な風景にそびえ立つ、あまりにも大きな風車に参加学生は驚きを隠せない様子でした。現地ではJ-POWER 環境エネルギー事業部 風力事業室長の三保谷様による説明をいただきました。巨大風車を見て「すごいね、大きいね」で終わってしまうのではなく、どのように建設されたのかといった裏話や、風車の材質や性能などの解説、さまざまな疑問に対する回答をいただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。

布引高原での見学を終えたあと、須賀川市に移動しました。目的地の株式会社ひまわりは、下水道メンテナンスをはじめとしたさまざまな事業展開をしていますが、環境省の「エコアクション21」に認証登録されるなど、エコ活動に尽力している企業です。廃植物油を精製してBDF(バイオディーゼル燃料)を生産し、自社の車に利用しています。事業統括グループマネージャーの岩崎様から、同社のさまざまなエコ活動の実例を紹介していただき、BDFのプラントも見学させていただきました。実際に廃天ぷら油から作られたBDFを入れた車のエンジンがかかると、学生たちの興味が一層高まったようでした。

見学後、参加学生はワークシートを作成し、環境エネルギー教育者として指導するシミュレーションを行っていきます。今回の見学のために東京から来ていただいた三保谷様、休日にも関わらずご出社していただいた岩崎様、どうもありがとうございました。

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見上げるような巨大風車が立ち並ぶ郡山布引高原風力発電所

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現地で説明していただいた三保谷様。横になっているのは巨大なブレード(風車の羽)

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自然豊かな布引高原。ちょうどモリアオガエルの産卵を見ることができました

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株式会社ひまわりのBDFプラント。説明していただいた岩崎様に感謝です

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廃食用油を入れた車のエンジンがかかると思わず歓声が起こりました

菜種の収穫作業を行いました

春に菜の花が無事に咲き、辺りを一面の黄色に染める中、菜の花フェスティバルも開催しましたが、今回の事業は花が目的ではありません。作業もいよいよ大詰めとなる菜種の収穫を6月18日に実施しました。季節的に梅雨が心配されましたが、例年に比べて梅雨入りが遅いらしく、青空の下で収穫作業を行うことが出来ました。菜種がどんな形で実っているのか初めて見る学生もおり、収穫の方法を地元農家の方々に教わりながら収穫作業に汗を流しました。

収穫された菜種は十分に乾燥した後に殻を取り、いよいよ搾油の作業に入ります。

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青空の下、初めての菜種収穫作業を体験しました

環境エネルギー教育体験「大野小学校」

いわき市立大野小学校の環境エネルギー教育を6月4日、本学体育館で実施しました。参加したのは同小学校の5、6年生20人。講義では普段生活で使っているエネルギーの話に始まり、新エネルギーについて説明が行われ、その後新エネルギー体験として、温度差によって電気を起こす実験などが行われました。燃料電池についての説明も行われ、燃料電池自動車にも体験乗車。音も臭いもなくスムーズに走る燃料電池自動車に、試乗した小学生たちは大喜びの様子でした。

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手のひらの温度で電気を起こす実験に興味津々

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燃料電池自動車の試乗では歓声が上がっていました

「環境エネルギー教育フォーラム in いわき」を開催しました

いわき明星大学の現代GP取組内容を広く一般に伝え、環境エネルギー教育について考える「環境エネルギー教育フォーラム in いわき」を5月31日、いわき産業創造館「LATOV」セミナー室にて開催いたしました。来場者は市内の小・中・高等学校教員の皆さまをはじめ、行政関係、一般の方など60人を超え、関心の高さが伺えました。

フォーラムでは、いわき明星大学科学技術学部長の関口武司教授の挨拶に引き続き、いわき市小学校校長会会長・小名浜第一小学校校長の石川哲夫先生による基調講演を行いました。石川先生は、「いわき市における環境エネルギー教育の実践」と題した講演の中で、昨年まで校長を務めていた中央台東小学校で実施した具体的な教育方法をスライドを使用しながら説明し、小学校教育における環境エネルギーの重要性についてお話しいただきました。

休憩のあと、本学科学技術学部 東之弘教授による現代GP事業「地域連携による環境エネルギー教育者の養成」の概要説明が行われました。最後に学生による事例報告としてE3チューター資格を取得した生命環境学科4年の遠藤久美さんが自然体験プログラムおよび菜の花プロジェクトについて発表し、続いて今春卒業し、クレハエンジニアリングに勤務するE3リーダー取得者の小林信也さんが環境エネルギー教育実習について発表しました。

来場者からは、「具体的な教育方法の説明が参考になった」「今後も定期的に開催してもらいたい」などの感想をいただき、本取組の骨子である「地域連携」がより強固になっていることを実感しました。

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学外向けの一般公開説明会として開催された「環境エネルギー教育フォーラム」

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石川先生には中央台東小学校での実例を交えながら講演いただきました

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教育関係者等、大勢の参加をいただき、関心の高さが伺えました

いわき明星大学エネルギー教育研究会