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震災に対する本学の対応について

放射線・放射能に関するQ&A

福島県の放射線量は東京に比べ高い値なので健康被害を受けるのではないかと不安です。健康被害は出ますか?

  いわき明星大学のあるいわき市の放射線量は福島県内でも低い値を示しています。
  (10月1日現在 福島県災害対策本部調べ : いわき市 0.17 μSv/h)
  この数値は、原子力発電所の事故前に比べると高い(※1)ですが、文部科学省から出されている暫定基準3.8μSv/hに比べ10分の1以下の低い数値です。ですから、入学された後の勉学は勿論のこと、クラブ活動などの学生生活に何ら影響がないものと考えています。

  ※1) 平成22年度福島県環境白書に記載されているいわき市の平成21年度の年間平均放射線量は、0.06 μSv/hです

いわき明星大学のあるいわき市の放射線量はどのくらいですか?
いわき市に4年間住んでいて健康被害が出ないか不安です。

 いわき明星大学のあるいわき市の放射線量は、10月1日現在0.17μSv/hです。この数値を基に、年間積算量を計算すると約1.6mSv/y(※2)となります。この数値は、国際放射線防護委員会(ICRP)による管理基準1.0(mSv/y)に比べ高いですが、それは1日24時間屋外で過ごした場合のものです。
 私たちは1日の中で多くの時間を屋内で過ごしており、屋内の放射線量は屋外の空間線量に比べ2分の1から10分の1とも言われています。
 ちなみに、大学の講義室における放射線量は0.03〜0.07μSv/h(9月28日現在)です。このことを考えれば大学4年間をいわき市で生活し勉学やクラブ活動をしていく中で健康被害などは出ないレベルだと考えています。 

 ※2) 0.18(μSv/h)として計算すると0.18(μSv/h)×24(h/d)×365(d/y)=1.6(mSv/y)

福島第一原子力発電所が今後どのようになるのか分かりません。
もし、また爆発したらと不安です。今後の見通しはどうなのですか?

 原発収束のための工程表に遅れが出ているようですが、原子炉内の圧力や温度はほぼ安定していると報道されています。
 今回の地震・津波そして原発事故を受けて、いわき明星大学では在学生の安全確保のため、いわき在住学生の保護と避難を最優先に考え速やかに行動を起こしました。その結果、幸い一人のけが人もなく無事に避難させることができました。
 今後も原発や地震に限らず、あらゆる天災や人災に対して在学生の安全の確保と保護を最優先に考え出来る限りの対策や訓練をしていきます。

他大学で構内の排水溝などから高い放射線量が確認されたと報道がありました。いわき明星大学では、キャンパス内の放射線量や放射能を測定しているようですが、高い放射線量が確認された場所はありますか?

 いわき明星大学では、4月よりキャンパス内の放射線量と土壌汚染放射能も測定しています。いわき明星大学では、これまでの測定場所からは高い放射線量や放射能が測定されていません。  
 他の施設等で高い放射線量が確認された箇所は、排水溝など、通常学生の皆さんが長時間過ごすところではない場所のようです。
 いわき明星大学においても、高い放射線量や放射能が測定される箇所がある可能性は否定できません。 今後、そのような場所が特定されるような場合には、学生の皆さんが立ち入ることのないよう、柵を設けるなど、取り得ることができる対策について考えていきます。

 

いわき明星大学では、キャンパス内の放射線や放射能はどのくらいですか?

 

 いわき明星大学では、4月よりキャンパス内の放射線量と土壌汚染放射能を測定しています。9月28日現在、放射線量は0.20〜0.34(μSv/h)ですが、文部科学省が示している暫定基準3.8μSv/hに比べ、10分の1以上低い数値であり、また、その場所に24時間いることは考えられません。
 キャンパス内の土壌汚染放射能は220〜900cpm(180〜700Bq/kg)です。大人が経口より摂取する土壌量は1日当たり0.2gと言われていますので、このことを考慮すればキャンパス内の土壌を経口摂取することで健康被害を受けることはないと考えています。
 従って、キャンパス内での通常の勉学やクラブ活動をしていく中で放射線などによる健康被害などは出ないレベルだと考えられます。

今後、いわき市の放射線量は低くなっていきますか? 
「ゼロ」近くまで減少しますか?

 いわき明星大学のあるいわき市の放射線量は、10月1日現在0.17μSv/hです。原子力発電所の事故後低くなる傾向にありましたが、現在は微減で、ほぼ同じ数値で推移してきています。これは、放射性物質の中でも半減期の長いセシウム137(半減期30年)やセシウム134(半減期2年)によるものと考えられます。原発事故前でもいわき市の放射線量は0.03〜0.07μSv/h(出展:平成22年度福島県環境白書) でしたが、短期間にこれ以上放射線量が低くなることはありません。
 不必要な放射線の影響を受けない方が良いですが、いわき市における現在の放射線量や年間放射線蓄積量は、私たちが通常の生活をしていく中で健康に影響するような数値ではないと考えています。

 

食品が放射性物質に汚染されているかもしれないという不安があります。
いわき市で生活していく上で、「食」への不安はないでしょうか?

 

 これまでは、ヨウ素131やセシウム137、セシウム134などの放射性物質による放射線量の数値が主に報道され、その不安は現在に至っています。さらに、この頃ではストロンチウム90という放射性物質による“食”への不安が報道されてきています。
 いわき明星大学でもこれまで放射線や放射能を計測してきましたが、ストロンチウム90については非常に煩雑な分析操作とそのための計測器が必要なため計測してきませんでした。今後、ストロンチウム90については注意深く情報を得ていく必要があると思いますが、少なくともお店に並んでいる食材についてはチェックされ規制値以内であることを確認した上で市販されているはずです。

食品などを通じて体の中に取込まれた放射性物質は、蓄積されたまま体の外へは排出されないのでしょうか? 蓄積された放射性物質によって体内から放射線の影響を受け続けるのでしょうか?

 お店に並んでいる色々な野菜や魚などについては厳しくチェックされ規制値以内であることを確認した上で市販されているはずですのであまり神経質にならずにバランスの良い食事をされることが大切のようです。
 放射性物質は、永遠に放射能を出し続ける訳ではなく、その量が半分になるまでの期間を「半減期」といってヨウ素131は8日間、そしてセシウム137は30年間です。一方、一旦体内に取込まれた放射性物質が体外に半分の量だけ排出されるまでの期間を「生物学的半減期」といい、乳幼児では、ヨウ素131が8〜23日間、セシウム137が9〜38日間と言われています。また、成人では乳幼児に比べ長くヨウ素131で80日間、セシウム137では70〜90日間と言われています。このように一度体内に取込まれても体外に排出されます。
 「チェルノブイリ:放射能と栄養」という冊子には、カリウムやアミノ酸などの摂取によりセシウムの蓄積が抑えられると書かれています。上述しましたがバランスの良い食事を取ることが大切と考えます。

 

放射線が私達の体の中の遺伝子を損傷すると聞きましたが大丈夫ですか?

 

 放射性物質からの放射線や放射能は、その強度によっては私達の体に影響を与えますので、不必要な放射線は避けなければなりません。ご質問にある遺伝子やDNAへの影響ですが、細胞分裂が活発な時期に大きく影響するようです。そのため大人に比べ成長期にある子供への影響が大きいと言われています。
 その一方で、私たちの体の中にある細胞には、放射線などで傷ついたDNAを自ら修復するシステムを持っています。また、同じ放射線量でも一度に影響を受ける場合に比べ長期間にわたって受ける場合の方が影響は小さいとも言われています。
 現在のいわき市の放射線量は3月中に比べるとかなり減ってきており10月1日現在0.17μSv/h、いわき明星大学キャンパス内も0.20〜0.34μSv/h(9月28日現在)です。これらの数値は、今後さらに減ると考えられますので大学に入学してからの4年間をいわき市やいわき明星大学で過ごされても健康には影響を与えるようなレベルではないと考えております。

  
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