専門は法社会学です。法学と社会学の両方にまたがるこの分野では、社会における法や法制度のあり方を経験科学的に探究していきます。私は裁判員制度や消費者契約などをテーマに研究してきました。その際、私が分析の手法として用いるのが、エスノメソドロジー・会話分析です。消費者契約の例で言えば、実際に契約が結ばれるまでの会話の詳細を観察し、それをもとに分析を行います。
講義では法律の基礎知識を得ることはもちろんですが、物事を多面的に見ることや、自らの主張を事実に基づいて展開できる能力の修得に力を入れています。

心理学は文系の学問というイメージがあるかもしれませんが、人間の行動を科学的に分析するため、統計学など理系の要素も含まれます。たとえば、私は知覚心理学が専門で、錯視や色や形が視覚に与える影響などを探求していますが、データに基づいた科学的な分析と、研究結果を分かりやすく説明することが必要です。このような能力は、社会に出て、消費者の声を分析・判断する場合や、分かりやすく視覚効果の高いプレゼンテーションを行う際にも求められる能力です。意欲をもっていろいろなことにチャレンジしてください。

いまやどんな領域の分野であれ、英語の力が求められています。私は、学生の皆さんが英語の文献を読む、英語で論文を書くことと併せ、英語でプレゼンテーションできるようになることに力点を置き、3年次の到達目標に設定しています。これは、地方から世界に向けてさまざまな情報を発信する際にも活きてくる能力であり、本学部が掲げる「グローカルな人材育成」にも結びつくものです。
新しい学びの場で、英語の運用能力を高め、自分自身の可能性を大きく広げていってほしいと思います。

私の研究テーマは若者の離職問題です。日本では大学卒業後、就職しても約3割の人が会社を辞めてしまいます。私は職場の人間関係に着目し、この研究を進めています。翻って、本学部が、学生の皆さんを対象に、早くからキャリア教育を始めるのも、悔いのない“職業人生”を歩むための力を育んでいただきたいからにほかなりません。そのためには<幅広い教養>と自身の適性を深く<考える力>、そして前に進むため<決める力>の3つの要素を身につけることが大切です。本学部で皆さんと一緒に学べることを楽しみにしています。

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