いわき明星大学

IMU NEWS

平成27年度、学部学科の再編について
2013.07.31 16:00
学校法人明星学苑 理事長 吉田元一
 今般、いわき明星大学は、学校法人明星学苑理事会の決定により、平成27 年度に科学技術学部の学生募集を停止し、同じく平成27 年度に人文学部は改組改編を行って教養学部(予定)の設置を目指すこととなりました。

 今回のこの計画は、いわき市からの強い要請を受けて地域に貢献できる人材の養成を目標として設立された本学が、これから将来に亘ってもその使命を果たしていくために、地域の要請により的確に応えていく大学へと生まれ変わっていこうとするものです。

 本学は、昭和62 年の開学以来、いわき市を中心に、地域に貢献する人材の養成に努めて参りました。開学当初は理工学部及び人文学部の2 学部で発足し、その後社会状況の変化等に応じて幾度かの学科の再編や新設を行い、学部名称の変更も経ながら、平成19 年には薬学部を新設し、科学技術学部と人文学部を併せて3 学部体制となって、現在に至っております。

 近年におきましても、少子化の進行をはじめとして社会状況や経済状況の変化が著しく、本学といたしましても今後の人材養成の目標と学部のあり方について検討を重ねてきたところであります。

 ここ数年来の学内での多くの議論や種々の調査を経て、人文学部の組織と実績を基礎として、地域の公共政策や地域の経済・経営に関する分野を新たに設定することによって、これからの地域が求める人材像に、より適した人材の養成を目標として、教養学部(予定)※を設置する学部案を策定いたしました。
 人文学部は、教養学部(予定)へと改組転換し、新たな姿としてリスタートすることとなります。
 ※ 教養学部(予定)につきましては、現在構想中のものであり、名称も含めて確定したものではありません。今後、学部内容の詳細な検討及び文部科学省との相談、折衝を行い、その過程で変更となる可能性もあることをご了承ください。

 科学技術学部はこれまで技術者をはじめとする工学系・理学系の人材の養成を果たしてきましたが、福島第一原子力発電所事故(以下、原発事故)による風評被害の影響が著しく、誠に苦渋の決断ではありますが、平成27 年度に学生募集を停止※することといたしました。
 ※今年度実施する入試に関しましては、今まで通り、科学技術学部、人文学部、薬学部の3学部で学生募集をいたします。
 現行の科学技術学部につきましては、学生募集を停止するといたしましても、在学生のいる限り存続し、現在の在学生がすべて卒業するまで、しっかりと面倒をみることといたします。それは大学としての当然の責任であります。

 一昨年の東日本大震災及び原発事故は、本学に対しても甚大な影響を与えており、志願者数が激減し、十分な入学者数の確保ができず、現在もなお厳しい学生確保の状況並びに経営環境が続いているのは事実であります。
 この環境が直ちに改善するとはいえませんが、本学は、むしろこうした状況や環境であるからこそ、それを乗り越え、地域とともに歩んでいかなければならないと考えております。今回の計画は、その歩みの第一歩となるものです。

 今後本学は、教養学部(予定)と薬学部の2 学部体制となります。薬学部では、今年、開設後に初となる第1 期卒業生が、薬剤師国家試験におきまして91.49%という高い合格率(北海道・東北地区1 位、全国8 位)を達成しました。

 このたび改組転換し新たな道に踏み出していく教養学部(予定)におきましても、教育の質を高め、人材養成に徹することにより、地域に貢献する人材の輩出という成果を上げていくことを目指します。それによって、本学は、いわき地域の発展に寄与し、地域に必要とされる大学として引き続き存立していきたいと考える次第であります。
 これからも、地域のみなさまの、温かいご支援・ご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
 なお、本件に関するお問い合わせは、いわき明星大学学長室(TEL 0246-29-7848)までお願いいたします。