熱電変換とは
■ 熱電変換について
 熱電変換とは、材料のもつ特性を利用して、熱と電気を直接変換するエネルギー変換方式です。この方式には主として以下の2つがあります。
(1)二種類の導体(または半導体)に温度差が生じると起電力を発生する熱電発電。
(2)二種類の導体(または半導体)に電流を流したときに、一方で吸熱、他方で発熱が起こる熱電冷却。
 前者はゼーベック効果、後者はペルチェ効果と呼ばれています。
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■ 熱電変換の利点
 現在私たちが利用しているエネルギーのほとんどは、化石燃料から作られています。エネルギーを作り出す段階で多くの熱が発生し、その大半は利用されず排熱となって捨てられています。
 熱電変換技術は、排熱利用による省エネルギー技術として二酸化炭素量の削減に役立つこと、現在用いられている冷媒を使わない冷却システムとして地球温暖化対策に役立つ技術であること、といった観点から注目されています。
 エネルギー変換効率の問題から、その用途はまだ限られていますが、今後より多方面での利用を目指し研究がすすめられています。


■ 期待される熱電変換技術の用途
●ゼーベック発電技術分野(熱→電気)
 自然界で発生する冷熱源や電気機器等が排出する熱源を利用して電力を作り出したり、熱源を感知して電気信号に変換する応用が考えられています。
温泉の排熱を利用した発電    工場排出熱を利用した発電


●ペルチェ発電技術分野(電気→熱)
 省電力で効率のよい電子機器の冷却や、従来の技術に置き換わる熱発生源等の応用分野が考えられています。
ペルチェ冷却モジュール    融雪・ロードヒーティング