2002年 4月 18日 木曜日 

社会科学方法論シラバス

講師: 村上守行

1. 科目

社会科学方法論 Methodology of Social Science (2単位)
2002年度前期、木曜日4限(午後2時40分から4時10分)
3-202教室

2. 概要 

社会科学のよって立つ根本問題、アプローチの方法を、マックス・ウェーバーの立場から議論します。社会科学と自然科学はどこが違うのか。社会科学的認識が客観性(科学性)をもつ根拠はどこにあるのか。社会科学が提供できる知識とは何なのか。代表的な社会科学者、カール・マルクスとエミール・デュルケムの方法論と比較しながらウェーバーの「価値判断からの自由」と「理念型」概念による認識の意義に焦点を当てます。

3. 講義の進め方 

講義は初めの60分でテーマの内容説明をし、質疑応答の後、残り25分でテキストの講読解説をします。テキストは受講者を指名して朗読してもらい、その後に講師が解説をします。

4. テキスト

マックス・ウェーバー「職業としての学問」(岩波文庫)
マックス・ヴェーバー「社会学の根本概念」(岩波文庫)
マックス・ヴェーバー「社会科学と社会政策にかかわる認識の客観性」(岩波文庫)

 

5. 参考書


マックス・ヴェーバー 「歴史学の方法」(講談社学術文庫)

マックス・ウェーバー「理解社会学のカテゴリー」(未来社)

向井守 「マックス・ウェーバーの科学論」(ミネルヴァ書房)

 


6. 単位(Credit)の評価基準

1 期末テストまたはレポート 60〜80%

期末テストかレポートかのどちらかの自由選択を認めます。両方をやりたい場合は成績のよい方の結果で評価を決めます。どちらも「ウェーバー社会科学方法論に対する理解度」で評価します。

A. 期末テスト

持ち込み不可、6〜8題の短い論述形式の設問、講義の理解度をテストします。出題範囲は講義で論じ解説したこと以外に「職業としての学問」「社会学の根本概念」「社会科学と社会政策にかかわる認識の客観性」のテキスト内容にも及びます。期末テストで単位を得るためにはウェーバーのテキストに対する十分な理解が要求されます。再試は行いません。

B. レポート

課題:「ウェーバーの社会科学方法論を説明しなさい」

    箇条書きは不可。論述形式で自分の文章を作ること。

分量: A4判用紙横書きで7枚以上(3000字以上)

書式: 講師のコメントやチェックが書き入れられるよう1行のスペースを空け、余白を十分にとること。パソコンやワープロで出力すること(手書きを希望する人はあらかじめ講師の許可が必要です)。

提出期限: 期末テスト(7/19ごろ)の開始前まで

 

2 小テスト、宿題、授業参加 20〜40%

ペーパーまたは口頭による前回までの確認テストを時々行います。講義ノートやメモによって復習しておくことが要求されます。また、講義の不足を補うため宿題を出すときがあります。質問や意見による講義への積極的な参加、そして受講態度はCreditに大きく貢献します。